2021年7月31日土曜日

アサガオと 今見られる生き物たち

暑い日が続いていますね。

楽しみにしていたアサガオが咲き始めました。


今朝は60輪の花が咲いていました。 

これから毎朝、数えるのが楽しみです。



里の家のアサガオは、薄いピンク色。

毎年とれる種を大事に引き継いでいます。






ここからは 巡回中に見つけた生き物を少しだけ紹介します。

カラスウリ
カラスウリの花は、日没後に開花し、夜明け前にしぼんでしまいます。
この写真は花の終わった後。
夜に花を咲かせるのは、夜に活動するスズメガに受粉してもらうため。
レースのような花を咲かせるので、興味のある人は調べてみてください。


ニホンアマガエル
ニホンアマガエルは、周囲の色に合わせて自分の体色を変えることができます。
草地にいる時は緑色ですが、土や枯葉が多い場所では茶色になります。
雨が降りそうな時、鳴きだします。


サトキマダラヒカゲ
サトキマダラヒカゲは、長い名前ですが、
「里にいる黄色のまだら模様で、日影が好きなチョウ」と覚えると覚えやすいです。
他の蝶のように花の蜜を吸わず、樹木の樹液などを吸います。



アブラゼミの抜け殻
アブラゼミの一生は、ほとんどが土の中です。
アブラゼミは、樹皮に卵を産み付けます。
6月頃 孵化し、木の表面に出てきた後、地面に落ち 土の中にもぐり、
幼虫として、3~4年土の中で過ごします。
成長したセミの幼虫は、夜に土の中から出てきて羽化します。
成虫になってからは2~3週間くらい、中には1か月生きるものもいます。



コロナ禍ではありますが、

身近な自然を楽しみたいですね。

里の家スタッフ








2021年7月25日日曜日

谷の家 ミョウガ(茗荷)の花が・・・

   暑いこの季節、素麺などのおともに重宝するミョウガ。農家では、庭や屋敷林の木陰に薬味用として育てておく代表的な植物です。
 ところで皆さん、ミョウガの花はご存じですか?
じつは、私たちが食べている赤紫色のぷっくりとした形のあのミョウガが、花(花蕾)なのです。
 今、谷の家の庭先に群生しているミョウガの株元に、ぴょこんと花蕾が顔を出して、こんな花を咲かせています。薄くて白っぽい花びらです。
 ミョウガは、花が咲くと花蕾は柔らかくなり、味や触感が落ちるので、収穫は、開花前の硬く締まった時期にします。

      「 咲けりとも  人は知らじな  花茗荷 」 日野 草城  










群生するミョウガの株元を
よく見ると・・・!








    土の中で育っているミョウガの花蕾






 土から顔を出して咲く ミョウガの花
   撮影日 2021年7月19日

                            谷の家 スタッフ



2021年7月5日月曜日

保護色の生き物の紹介 ニイニイゼミ

ジーーーーーーーーーーーっという声、
ニイニイゼミが鳴き始めました。
夏の到来を感じますね。

「あ、ニイニイゼミが鳴いてる」と思い、
声の主を探すも、
セミの方が私を先に見つけて、
鳴き止んでしまいます。

ニイニイゼミは、桜の木を好みます。
わりと低い位置、
木の根元から20㎝位の所にいました。



背景にうまく溶け込んで見つかりにくくなっていますね。
こういうのを保護色と言います。

みなさん、見つけられますか?
 

ここにいます。


アップにしますね。
ほら、ここ。


昆虫は見つかりたくないものだから、
こうやって保護色になっているものが沢山います。


例えば、この草原。

何が隠れているかわかりますか?




ここにいますよ。


アップにしても、見えづらいですね。

正解は、ショウリョウバッタでした。


こんな風にかくれんぼをする昆虫を見つけるのは、楽しいですね。

虫たちは必死に隠れて、捕食者などから身を守り、
命をつないでいこうとしているのですから、
見つけても そっとそのままにしておいてあげてくださいね。

里の家スタッフ