2020年12月20日日曜日

ロゼット、まるで小さな美術館

  寒い毎日が続いていますね。

今日は道端の日向ぼっこスタイル、ロゼットの野草を紹介します。

  

ロゼットってなに?

ロゼットとは、もともと「バラの花」を意味する言葉です。茎を立ち上げず、葉を地際に放射状に広げた植物のことです。

こうしたロゼット葉をもつ植物には、二つのタイプがあります。

1つは、踏みつけられたり刈り取られたりするような環境下で生きるために、一生低く平らなロゼット型になっているもの。

もう一つは、秋に芽生えた苗が冬の厳しい寒さに耐えるために、地に伏して風雪や乾燥をしのぎながら、太陽の光を無駄なく受けるためにロゼット状になったもの。



 冬は他の背の高い草が枯れて、競争相手がいなくなります。

そんな時分からコツコツと太陽の光を集め、花を咲かせる栄養を蓄えているのです。


 ロゼットを観察するにはもってこいの季節。

 
皆さんもぜひ

足元のかわいい花のような草に目を向けてくださいね。