公園の秋を彩っていた木々も葉を落とし、いよいよ冬本番。
これから冷え込みが強まると、谷の家の花壇にある「シモバシラ」(シソ科の多年草)の根元が、幾重にも重なった美しい氷晶(霜柱)でおおわれます。
撮影日:2021年12月20日 |
この現象は、「シモバシラ」の茎の水分が
寒さで凍って茎を裂き、水分がにじみ出すよ
うに凍りながら、幾重にも重なったフリル状
に氷晶ができるものです。(※このことから、
植物名が「シモバシラ」と名付けられまし
た。)
撮影日:2021年12月20日 |
きれいな氷晶が見られるのは、初めての寒波
で冷え込み、気温が氷点下まで下がった早朝
です。
このようなみごとな氷の芸術が見られるの
は、初霜柱ができてから年末頃までのしばらく
の期間です。それは、氷晶ができるたびに、
茎が裂けて水分がなくなっていくため、茎が
乾いてしまうといくら冷え込んでも氷晶はでき
ないからです。
撮影日:2021年12月27日 |
参考 令和2(2020)年の初氷晶 12月18日
令和3(2021)年の初氷晶 12月16日
※見頃は、年末頃まで
さて、今シーズンは、どんな氷の芸術が
出現するか楽しみです。
今後、「シモバシラ」の着氷状況につ
きまして は、ブログで随時お知らせします。
谷の家スタッフ